確定申告書を3期分用意せずとも、頭金数十万円で東京23区内に新築マンションを買うことができました

個人事業主が独立3年目で住宅ローンを組んだ体験記

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会社員だった時の経歴は考慮されるか

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誰しも個人事業主として独立した直後は、その事業体としての実績がゼロです。

しかし、その人自身はそれまで会社員として相応の実績を積んできたというケースも少なくないと思います。それこそ、会社員としてきちんとやってこれたからこそ、会社という枠に守られずともやっていける自信が芽生えて独立しようと思ったという話もよく聞きます。

そういった会社員としての実績は、個人事業主として独立してしまうと、住宅ローンの審査において全く考慮してもらえないのでしょうか

実は私自身、独立前は上場企業に勤めていました。そこには転職で入社したため、勤続年数がものすごく長かったというわけではないのですが、それでも独立直後に比べれば退職直前の方が住宅ローンは通りやすかったと思います。独立した後で家を買うことを考えた始めた時「あの信用があればなあ」と正直少し思いました。そのような会社員時代の実績、具体的には

「どこの企業にどのくらい勤めていたのか」は個人事業主の住宅ローン審査においてどの程度考慮してもらえるか

ですが、

私は見てもらえました。

誤解のないように補足しますと、住宅ローン審査通過において、その会社員時代の実績が決め手になったかというと恐らくそうではないと思います。個人事業主の住宅ローン審査において主に見られるのはやはり、独立してからの実績です。ですので、「会社員としての実績を見てもらえた」と言っても、会社員として働いている人が住宅ローン審査に臨むのとでは"見られ度合い"に差はあると思います。しかし、私は銀行から、独立前にどこに勤めていたかを書面で提出を求められたので、ということは結果的に銀行もそのへんを多少なりとも審査時に考慮に入れたのではと考えられます。

この点で、銀行から提出を求められた書類は、簡単な「履歴書」です。

住宅ローン審査時に求められた履歴書

フォーマットは先方が指定してきたもので、就職活動や転職活動で使うような履歴書よりも随分簡素なものでした。
用紙をいただいてそれに手書きで記入する形でしたが、15分くらいで書けたと思います。どんな記載項目があったかというと、氏名等を除くと

  • 会社名
  • 在籍期間
  • 職務内容
  • 退職理由

だけです。この4点を、これまで在籍したことがある全ての会社について記載を求められました。といっても、そんな何回も転職経験があるわけではないので、書く量は多くはありません。ただ「退職理由」については「具体的に」との注意書きがついていました。これは「一身上の都合により」とかじゃダメですよ、ということかと思います。私は「キャリアアップのため」などと記載しました。
私はこういったものの提出を求められて実際に提出もしたので、結果的に、銀行は私が独立前に上場企業に勤めていたことを知ったことになります。

ではこういった

「履歴書」の提出を求められなければ、自分の独立前の職歴を銀行が知ることはないのか

というと、必ずしもそんなことはありません。

実はもうひとつ、独立前の勤務先を書面上で銀行に知らせることになるものがあります。
何かというと、「確定申告書」です。

確定申告書で、独立前の勤務先がわかる

ぴったり12月末日で退職して給与の支払い等が以後も無い場合を除けば、年度(ご存知の通り、確定申告は毎年1月1日~12月31日分を「年度」として区切って見ます)の途中で独立したことになります。その場合、独立初年度分の「確定申告書」には、独立してから個人事業主として得た収入を記載するのに加えて、独立する前に会社員として給与をもらっていたことも記載することになります。そして、その給与を支払っていた会社がどこだったのかを記載する欄があるのです。(下図)

個人事業主(フリーランス・自営業)の方で住宅ローンを組もうとした時に、確定申告書を提出しない方はおそらくいないはずです。その提出する確定申告書に、独立した年の分が含まれていると、自ずから独立直前に自分に給与を支払ってくれていた会社=勤務先が銀行に伝わることになるのです。

もちろん、独立してから10年経過していれば「確定申告書を10期分すべて出してください」ということはほとんどないでしょうから、そうすると、独立した年の確定申告書を銀行に提出することはないでしょう。その場合は、前述の履歴書を提出しない限りは、銀行はその人が独立する前にどこの会社に勤めていたのか、提出書面上では知ることはありません。

私が独立前に勤めていた企業を知った銀行が、具体的にどの程度、その事実を住宅ローン審査時に考慮したかはわかりません。しかし、明確に「履歴書」の提出を求めてきたことを考えると、多少なりとも考慮したと考えるのが自然だと思います。

名の通った企業や上場企業に勤めた後で独立していれば、それは住宅ローン審査において、プラスに働く可能性があると言えます。

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